8日木曜日より、仁城義勝・逸景 木の器展はじまります。
しばらくがらんとしていた座敷には、きりりと仁城さんの器とお重が並んでおります。
いい写真が撮れなかったので、明日の朝あらためて展示の様子をお知らせします。
今日は、以前お邪魔させていただいた仁城さんのお仕事場の様子を少しご紹介したいとおもいます。
ぐるぐると坂道を登った見通しのいい場所に、板張りの素敵なお宅があります。
左側がご自宅で右側が工房です。
左側がご自宅で右側が工房です。
敷地内には、乾燥中の材、栃と栗。
木は何年も乾燥させなくては使えません。
工房一階は木地の仕事場。
いろいろな大きさに荒削りした材や、成型途中のものがきれいに積み上げられています。
こちらが轆轤-ろくろ-という機械。
荒削りした材をはめ込み、鉋を使って成型するそうです。
工房には仁城さんと逸景くんの轆轤が2台並んでいました。
どの行程時も美しく、写真を撮りたくなる場面ばかり。
まずは外側から成型し、次に内側を削っていくんですね。
2階に上がると、大量の水研ぎをした器の山!美しい。
漆を塗り、水研ぎ。これを2回、そして仕上げ塗り。
手間ですが、漆の仕事としては、必要最低限の行程だそうです。
それで十分。仁城さんはそうおっしゃいます。
こちらは仕上げ塗りが終ったもの。
圧巻!
気持ちのいい畳のお部屋には、出来上がった器がずらりと並んでいました。
ここから日本中に旅立つのですね。
一から十まで誠実なお仕事に、ただただ感動の1日でした。
しかし、これだけでは言葉が足りません。
とはいえ、言いたいことを全部言うと、すごく長くなりそうです。
明日、あさってと仁城さんと逸景くんがいらっしゃいますので、お時間の許す方はぜひおふたりのいらっしゃる時にお越し下さいませ。人生のヒントもいただけるかもしれません。
こころよりお待ちしております。