2015/11/26

アトリエマニス展

アトリエマニス展、本日よりはじまります。
冷たい雨が降っていますが、どうぞあそびにいらしてください。
写真は明るいお洋服ばかりですが、ダーク系のウールのものや綿麻素材も充実しています。
明るい日にまたご紹介しますね。




2015/11/24

高知より。

先日、友人と連れ立って、心のオアシス、高知に行ってきました。
木曜市でおかいもの。野菜や新そば粉、お漬け物、パンに干物。いも天、焼き鳥のつまみ食い。
露天のおばちゃんらのまっこと優しいこと。
雨風食堂さんでお昼ごはんも堪能しました。丁寧なお味、心地いい空間。元気出る出る!
高知には、ごはん屋さんもカフェも、お店も、一日ではまわりきれないほど、行きたいお店がたくさんあります。
ちんちん電車が走る風景も、まちの空気も好き。なにより高知の人が大好き。みんな優しく、個性的で楽しい人ばっかり。
帰るその瞬間から、また行きたい場所です。

こうやって高知に通ううちに、おしごととしてつながったお店があります。
bon coin フランスものの古道具屋。
あの細長い三角の小さなお店。大好きな場所。
はじめてボンコアンの松村さんと出会った日のことを、今でも鮮明に覚えています。
子連れの大人数で押し掛けた私たちを、それはそれはあたたかく受け入れてくれてうれしかった。
あの日以来、松村さんは私の憧れ。
きっと、とてもタイミングがよかったから実現できたことと思いますが、その翌年と2年後に、2回もbon coin展を、しかもなちおさんと一緒にできたことは、この上ない幸せな思い出です。
松村さんが天国へ旅立って3年。
今でもbon coinはかわらない空気感のまま高知にあります。それはすごくうれしいこと。

熱く長々と書いてしまいました。
というのも、今、店に並んでるかばんとカレンダーが、ボンコアンの歴代お店番おふたりによるものだから。
それを一緒に並べる事ができたからうれしいのです。
松村さんありがとう。つなげてくださったご縁に心から感謝しています。

かばんは今もボンコアンのお店番をしている岡林尚子さんのもの。
新しい布でつくったものもありますが、ほとんどが古い生地をつかったものです。長く使い込まれ、やわらかくなった麻布。ほつれや穴さえも愛おしそうにかがられて、一針一針手で縫われています。







 こちらの日めくりカレンダーは、西森万里子さんのもの。
ニシニシではもうお馴染みですね。3年目の今年のものはなんだか大人っぽい雰囲気。
こちらもひとつひとつ手張りでつくられております。




 イラストも、何の日かのセレクトも、その日が誕生日の著名人も、独特の目線でおもしろいです。
一日のはじまりに、まりこさんが頬をゆるめてくれます。
ちなみに今日、11月24日は鰹節の日。だそうです。高知っぽい。
写真は来年の1月19日。のど自慢の日、だそうです。ジャニスジョップリンは冬生まれなんですね。

食に関しても思うのですが、高知の人は手間ひまをおしまない。いい意味で、昔のまんまなんじゃないかと思います。
古き良き日本を感じるから惹かれるのかもしれません。




あぁ、大好きなふたりに、またあいたくなりました。
あさって26日よりアトリエマニスさんの展示ですが、土間の方には常のものを並べます。尚子さんのかばん、まりこさんのカレンダーも、あわせてごゆっくりご覧いただけるとうれしいです。







2015/11/13

ATELER MANIS展

あたたかい日が続いていた11月ですが、今日は雨が降って少し肌寒いです。
冬がやってきますね。そろそろストーブの準備をしなくては。

11月の展示はアトリエマニスさん。→ATELER MANIS
服がつづきますが、こちらも布にこだわり、丁寧な縫製でつくられた逸品揃いです。
布好きのみなさまにぜひ!

生成りジャケット アッサム産手紡ロ−・エリシルク&カディコットンクロス


インド産カディウールクロス&ビハール産コットンリネンガーゼ


 ヒマーチャル産ナチュラルウール手織&バリシャンブレ


ラップスカート リサイクルシルクカンタパッチワーク


ATELIER MANIS 展

2015.11.26(木)〜12.6(日)水曜定休



布の世界にさらに踏み込んだ今年の服は、旅気分満載です。
今年のアトリエマニスには「カーディマニス」というブランドが加わりました。
インドやタイの産地から直接仕入れた天然素材たち。
この秋冬にはインド・カッチ地方のウール、アッサム州のエリシルク、
ヒマーチャル州のカディウールをコレクトしています。
手つむぎ、手織りの素材感の持つ個性をできるだけそのままに仕立てたら力強くて無垢でやさしい服になりました。
「アトリエマニス」のコレクションではインド・カシミール州ほかからの手しごとがたくさん。
これ本当に切っちゃうの?
と何度もささやかれながら、切って縫いました(笑)。
カンタ、ラリーキルトの服たちも続編が加わりました。
インドの布の世界の奥深さをご紹介したいと思います。

                                     アトリエマニス たかはしみき

2015/11/10

ありがとうございました。

えみおわすファンのみなさま、今年も遠くから、近くから、二度三度とお越しいただき、ありがとうございました。
はじめて袖を通す方も、毎日のように着こなしてくれているみなさんも、
一緒になってわいわいと服選びをするひと時は、楽しくてとても幸せな時間でした。
素敵なお客さまばかりで、私たちはほんとうに恵まれています。ありがとうございます。
素材や形に惹かれるのはもちろん、縫い代や紐の仕事のうつくしさに見とれ、隠しポケットを発見しては喜び、自然の色、生地のなめらかさにうっとりし、あれもこれもいいねと盛り上がるうちに、ここではじめて出会った方達が、えみおわすを共通項に友だちになる。いつまでも、そういう場でいられるといいなと思っております。

そして、、毎年言っていますが、みなさんそれぞれのえみおわすスタイルを撮りたいと思うばかりで今年も実行できず。。。
ほかにもいろいろ、言うばっかりで実現できないことが多いですが、少しずつかたちにしていきたいと思っておりますので、みなさま、どうぞ末永くおつき合いください。よろしくお願いいたします。

2015年のこの春は、えみおわすのおふたりが服をつくりはじめて10年の節目の年だそうです。
「年齢を重ね、家族が増えて、住む場所など自分たちのまわりの環境の変化と同時にきたいと思う服の素材や形も少しずつ変わりました。」写真集にあるこの言葉のとおり、どんどん進化していくえみおわすの服。
かわらないよさと新鮮さを兼ね備える頼りになる服。次の10年先が本当に楽しみです。