先月は主人に、今日は職人さんに屋根の修理をしていただいたので、ずいぶん安心。
不安は和らぎつつありますが、なにぶん古い建物ですので、毎回やきもきいたします。
どうか瓦が吹っ飛びませんように。(このセリフ今年何回目だろう?)
今日は10月の展示のご案内です。
えみおわす 秋冬の服
2018 年10月18日(木) - 28日(日)
open 11:00-18:00
24日(水)定休日
スタンドカラーシャツやシャルワール、 ボンタンパンツなどの新しい形。
縮絨ウール、ヤク × リネンのコート。
柿渋染の寸胴バッグ、カレン族の村で作った 手紡ぎ手織りのシーツなどの生活道具、
ヤクやベビーアルパカのセーター、 インドの手編みのチョッキなど あたたかいものが並びます。
今年の夏は本当に暑かったというのに、順子さん、しびれる新作をまた生み出してくれました。
新しいかたちやアイテムから受ける刺激、そして変わらぬ定番もある安心感。
やっぱり大好き。
えみおわすのブログよりお写真と直樹さんのお言葉をお借りして少しご紹介しますね。
スタンドカラーシャツ
10年以上作りつづけている立ち襟シャツの襟と袖口を見直して、新しい形にしました。
襟はバンドカラーに、袖口はカフスに、前合わせは比翼にしてボタンをかくしてよりすっきりとシンプルな印象になりました。
新しいパンツのかたち、シャルワール。
シャルワールは中近東、イスラム文化圏で着られている生活着です。
この服の特長になる大きな股のマチは生地が厚かったり、張りがあると布が余ってしまうので、タックを入れて落ち着くように。マチの丈も少し短く、足をのばして少しすっきりした形にしました。
大きなマチはタイやミャンマーのリス族のパンツにも共通しており、一見同じかたちに見えますが、パターンの構造は違っています。でも布を無駄にしない作りや、暑い気候にも快適に過ごせるような形は同じでおもしろいですね。
新しいかたち、ボンタンパンツができました。
ウエストから太ももにかけて膨らみ、裾にかけてテーパードしていく形は、
柑橘系の文旦の形に似ていることからブンタン→ボンタンと呼ばれるようになったとか。
えみおわすのボンタンパンツはウエストに大きなタックを入れて、腰幅のない人でもきれいなカーブがでるように工夫しました。裾の後ろにはダーツを入れてきゅっとしぼませています。 脇に縫い目をなくし輪にしているので柔らかな印象に。
ポケットはサイドと後ろに4つ作りました。
生地はオーガニックコットンツイルの生成りとコットンウールのグレーの2色。
サイズはS、M、L、XLの4サイズ。
女性から背の高い男性まで、ユニセックスに着ていただけます。
えみおわすハット。
個人的に、とても心待ちにしていたアイテムです。
順子さん、この夏は会う人会う人の頭のサイズや形が気になって仕方がなかったそう。
確かに、頭ってずいぶん個人差があって、万人に合うサイズや形を生み出すのは至難の技と思いますが、出来上がったこのフォルムのなんとも格好良く、なおかつ愛らしいこと。まさにえみおわすハットですね。さすがです。
(ここは私の感想です。)
昨年から作りはじめた「羽織コート」。
和服と洋服の要素を取り入れて、どんな方にも似合うように工夫しています。脇には菱形のマチを入れているので腕の上が下げもしやすいのも特長です。
今年は尾州で織られたヤクとリネン、ウールの糸を織り合わせた素材感のある生地でも仕立てました。
タイ、カレン族の村でシーツを作ってもらいました。
手紡ぎ手織りの布3枚を手で縫い合わせたもの。
日本の布団のサイズに合わせて、巾140cm、長さ220cmの大きな一枚の布に仕立ててもらいました。
色は藍×生成りと黒檀の実×生成りの2色。
これはまたまた見逃せない、、と思ったみなさま!
初日10月18日は直樹さんと一緒におまちしておりますね。