2016/07/05

仁城さんの塗り直し。

暑さが急加速!
ジージーと蝉が鳴きはじめた高松です。そろそろ夏本番ですね。

今日は仁城さんの器をご愛用くださっているみなさまにお知らせです。
毎年この時期に、修理や塗り直しが必要になった器をお預かりして、まとめて仁城さんにお願いしています。
ご希望がありましたら、夏休みに入る頃まで(7月20日頃)に、お店まで持ってきて下さい。この時期がお預かりの最短コース、そしてまとめることで無駄が少なくなりますので、塗り直しをお考えの方はご協力をお願いたします。
費用の目安はお椀で一客2,000円ほどからです。(大きさや状態によって個体差はあります。)
お返しは10月、遅くとも11月頃の予定です。



私も、洗い終わって拭いている時にキュッとスピンがかかって、床に落としてしまったことがあります。木の器といえども、やはり、強い衝撃には負けてしまいます。
でも、木と漆はすばらしいことに粉々に割れる、ということはなく、割れた破片があればほぼきれいに直してくださいます。もちろんよくみれば継ぎ目はわかりますが、使い勝手に支障はありません。
また、長年使っていると、洗うたびに研磨されるせいか白っぽくなったり、漆がはげて木地がみえてしまう場合もあると思います。そういう場合は、塗り直すことで新しいものとかわらず美しく、また丈夫になります。
そんな話をすると、定期的に塗り直した方がいいように感じますが、そういうものもはなく、本来であれば、8年、10年と使っても塗り直す必要はない場合も多いのですので、あまり神経質にならないでくださいね。
あくまでも気になるなら、くらいの感覚です。実際、仁城さんにみていただくと、まだ大丈夫!と言われることも多いです。
見極めがむずかしい、、、という方はニシニシが相談にのりますので、お気軽にお持ちください。
仁城さん、今年は12月に展示もあります。こちらもよろしくお願いいたします。


長持ちさせるコツは、洗いすぎないこと。
冬場はお湯で、夏場は水で、アクリルタワシでくるくるくる、くらいの感じで。お味噌汁なんかは油分も少ないですしね。
ちょっとゆるいくらいがよいみたいです。
一番もったいないのは、大事にし過ぎて使わないこと、ですので、どんどん使ってくださいね。