2015/04/10

4月10日

春爛漫から一転、寒い日が続いています。花が一斉に咲き始めた頃に、こう雨ばかりだと恨めしい気持ち。
明日は晴れてあたたかくなりますように。

布好きのお客さまと楽しく布談義したCALICO展も無事終わりました。この頃、ブログもFacebookもinstagramも更新が滞りぎみですが、毎日お客さまに会ってお話していると、どうしても写真を撮ったり、pcやiPhoneに向うタイミングを逃してしまって、、、。
発信したいけれど、一日があっという間すぎて、自分がのろすぎて、タイムリーに発信できず悲しい。

ということで、終了から3日も経ってしまいましたが、春先の貴重なお時間にCALICO展にいらしてくだいましたみなさま、本当にありがとうございました。  
やっぱり私は布が好き。 それにつきる展示でした。
お店をはじめた20年前、よくゆみこさんと出かけては古い着物を集めていました。
そういえばゆみこさんは毎日着物を着ていたっけ。沢山古着の着物も売ってきたし、ほどいて洗って洋服にしてお店に並べていました。埃と古い匂いにまみれても、その手間をかけたくなるような、それはそれはいい素材のいい柄の、時には面白い柄の着物地がたくさんありました。
昔の人は、たくさんの枚数は持っていなかったかもしれないけど、常にそのような着物を身に付け暮らしていたのかと思うと、今よりも断然豊かだったのでないかと思います。
今回、CALICOさんのおかげで、沢山のインドの布仕事に触れる事ができ、あの頃古布に夢中になったことを思い出しました。宝探しのようで楽しかった。
規模は全然違うけれど、CALICOのおふたりも同じような感覚でインドの村々をまわっているのではないかとおもうのです。
日本では、そのような手仕事も、伝統工芸という特別なものとなって残ってはいるけれど、日常的なものはすっかり姿を消そうとしています。普段の便利な暮らしの中にはもはや、心ときめくようなものと出会いはあまりなく寂しい。
やはり、ときめきやわくわくは暮らしに不可欠だとおもうので、そういうものをなくさないようにと考えて行動できるCALICOさんやYAMMAさんを心から尊敬し共感しています。
私も愛せるものを買うように、愛せるものを売り続けられるようにしたいです。


CALICOさんのinstagramがとても素敵です。インドの風景や手仕事の様子、心ときめきます。みてみてください。→CALICO